ライカM9とフジX-Pro2
前回のスナップはM9にエルマリート、X-Pro2に赤ズマロンの組み合わせだった。今回はレンズをそれぞれ組み替えてみる。
FUJIFILM X-Pro2 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
前回は結局X-Pro2ばかり使っていた。M9とX-Pro2を両方持ち出すと楽に撮影出来るX-Pro2を使いがちになってしまうらしい…
今回もとりあえずX-Pro2とエルマリート21mmを使ってみる。
クラシッククロームがやっぱり好きだ。M9なら本来の画角で使えるがフィルムシミュレーションは勿論使えない。
富士フイルムのカメラをずっと使ってきた俺にはフィルムシミュレーションは本来の画角で使える事と同じくらいの価値がある。
アクロスも良い。
ちょっとした雑用があり前回同様新宿へ。
高島屋の13Fテラス。プチフォトジェニック。
天気がすこぶる良く撮り飽きた新宿だがスナップが捗る。
また言うけどアクロスいいな。
またまた言うけどクラシッククロームもいい。
FUJIFILM X-Pro2 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
ちょっとライカ要らないんじゃないかと思ってしまうぐらいX-Pro2撮り易いし色味が好き。
このままだとまたX-Pro2だけになってしまいそうなので無理矢理M9に変更。
計算通りのゴースト写真。笑
暗めの広角レンズだと開放で撮っても被写界深度が深いので画が破綻しないのがいい。50mmの標準レンズとかでゴースト狙うと自分は上手く撮れない。
うん。M9のカラーもいい。笑
でもやはりM9はモノクロで撮りたい。
今度は絞りを絞る。
M9すっご!!!!
M9の背面モニターはガラケークオリティなので全く頼りにならない。けどそのモニターで稀にドキッとする事があって、家に帰って確認するとやっぱりなってなる。露出がドンピシャで合ってなきゃいけない気がする。
このモノクロの描写はX-Pro2では出てこない。
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
滑らかで綺麗に写るフジのアクロス。解像感と優れた階調表現を前面に押し出してくるM9モノクロ。実際はどうなのか知らないけどそんな印象かな。
カラーならフジ。モノクロならライカが好み。
イメージ通りに仕上げ易いのがX-Pro2。失敗写真も多いけどイメージを越えてくる事があるのがM9。
結果…
結局どっちも楽しいしどっちも必要なのである。
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
FUJIFILM X-Pro2 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
FUJIFILM X-Pro2 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
クラシックカメラ沼
新宿で開催したばかりのクラシックカメラ博へ行ってきた。チェックするのはエルマリート21mm用のフードなどアクセサリー系が中心だがレンズもまだ必要だ。
FUJIFILM X-Pro2 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
先週手に入れた2本のレンズを楽しむ為にM9にエルマリート21mm、サブカメラとしてX-Pro2に赤ズマロンを装着。
ところがクラシッククロームと赤ズマロンの組み合わせが中々好みでそればかり使っていた。画角もフル換算42mmと使い易い画角。
FUJIFILM X-Pro2 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
ゴーストが楽しいぞ。Mマウントの復刻版はコーティングが強化されてるらしいがどうなんだろ?
催事場のある高島屋に行く前に新宿スナップ。
FUJIFILM X-Pro2 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
クラカメ博ではお目当てのズミクロン35mmやズミルックス50mmは値段と折り合いがつかなかった。
その代わり手に入れたのはスポーツファインダーRASUK。丁度赤ズマロンをフィルムで使ってみたいと思っていたところだった。
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
しかしコレ28mm枠無いんだね…フレーム枠畳んで接眼部の枠だけで覗いたら丁度28mmぐらいだったんで何とかなりそうだけど…
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
7.3cmの枠があるのが嬉しい。コレでヘクトール7.3cmでも使える。
f2.8のズマロン35mmを買う寸前だったが赤ズマロン買ったばかり&ズミクロン35mmが遠退きそうだったので我慢した。
Leica M9 + Leitz Summaron 35mm f2.8
しかし未練が残る…
今ライカの沼に嵌っているのは去年のクラカメ博が始まりだった。その時にⅢaが欲しくなり結局その後DⅢを手に入れた。それが始まり…
・標準50mm
Leitz SUMMICRON-M 50mm F2 (3rd)
Leitz Summar 5cm F2
Leitz Elmar 50mm F3.5
Leitz Summarit 5cm F1.5 (売却予定)
Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM
・中望遠
Leitz Hektor 7.3cm F1.9
・準広角
Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.
・広角
Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Canon Serenar 28mm F3.5
・超広角
Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Carl Zeiss C Biogon T* 4.5/21 ZM
数ばっか増えてよく分からないレンズ構成になってきた。笑
ズミルックス50mm f1.4 2nd (気になってる度)☆☆☆
ズミクロン50mm f2 1st ☆☆☆
ズミクロン35mm f2 6枚玉 ☆☆☆☆
ズマロン35mm ☆☆
テレエルマリート90mm f2.8 ☆
エルマー90mm f4 トリプレット ☆
マクロエルマー90mm f4 ☆
(コシナ)
ディスタゴン35mm f1.4 ☆
スーパーワイドヘリアー15mm f4.5 ☆☆
気になっているレンズがこんなに…
ライカのレンズの恐ろしいところは出来れば全部使いたいって思ってしまうところだ。勿論全部買う訳にはいかないので満足なんて出来ないし高価だからどっかで諦めなきゃいけない。自分の中でその基準が必要になってくる。
俺の場合はとりあえず手持ちのレンズを含めてうまく7〜8本に絞りたいと思う。
非球面レンズとかノンライツとかはその後だ!
しかしMモノクロームも欲しいしM3やM5も欲しいし…X-T3やGR3も出そうだし…
そういえばオールブラックのヘクトール7.3cm思ってたより安かったな…
沼から抜け出せる日はいつになるやら…
FUJIFILM X-Pro2 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
エルマリート21mmと赤ズマロン
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
M9用の広角レンズとしてメインに使っているコシナのCビオゴン21mm。
建物なんかを撮るには最高なんだけど、スナップだと少し描写が硬過ぎる気もしてたので試しに新たなレンズを導入してみる事にした。
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
赤ズマロンと呼ばれているLマウントのズマロン28mm。28mmは赤ズマロンと似たようなキヤノンのセレナーを持っているので必要ないと思っていたがやっぱりライカが欲しくなる。
興味が湧いたところに丁度中古カメラ屋のネット販売でセールになってお買い得なのがあったので1本いっとく事にした。
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM
予めレンズの状態を電話で問い合わせてから購入。拭き傷がやや多いものの曇りは気にならない範囲で見た目は美品だった。この時代のライカのレンズはどれもカッコいい!
天気は悪かったが試写がてら浅草でスナップ。シャープでありながら柔らかさもあり期待通りだった。とても素直な描写で何となくエルマーを使っている感覚と似ている。
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
写真は自分好みに彩度を落としているが色乗りも悪くなかった。周辺の色被りも特に気にならず。
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
この時代のレンズのモノクロは文句無しに素晴らしい。
FUJIFILM X-Pro2 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
そして赤ズマロンから一日遅れて届いたエルマリートの21mm。
手持ちのライカレンズの中では1番新しい世代のレンズになる。
同価格帯であるスーパーアンギュロンか迷ったがあっちはデジタル機だと周辺の落ち方が激し過ぎる気がして今回はスルーした。
ミッドタウンで軽く試写。用途がCビオゴン21mmと思いっきり被るがエルマリートはカラーでも実用出来るのは大きい。
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
せっかくの新レンズだが台風直撃でまともに撮影出来ず。とりあえず国立新美術館へ。いい感じの光が入って来ないのでモノクロメイン。
エルマリートから。
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leitz Elmar 50mm F3.5
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
続いて赤ズマロンだがたまたま似たようなショットがあったのでエルマリートと比較してみる。
Leica M9 + Leica ELMARIT-M 21mm F2.8
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
赤ズマロンの方は程よく光が滲んでる。優しい写りだ。広角レンズで滲みが出るのは新鮮で面白い。
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
Leica M9 + Leitz Summaron 2.8cm F5.6
レンズを暫く買ってなかったせいか一気に2本も追加してしまった。
エルマリートを使ってみて21mmはCビオゴンとどちらかに1本に決めたい。
来週は新宿でクラカメ博がある。そろそろズミクロン35mmが欲しいのだが…
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
Touitマクロプラナー
ご近所プラナー。
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
以前XF60mmを使用していた事があるけど綺麗なボケ味で優等生的なレンズだった。
対してTouit50Mは高い解像感と立体的な写りが持ち味。ボケはぐるっとしたり騒ついたりする事があるけどそれが独創的な表現にもなって撮り甲斐のあるレンズだと思う。
丸の内スナップ
今年の夏は記録的な猛暑。丸の内には涼しいビルが多くて助かる。なんとかスナップ出来る。
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mm F1.4 R WR
Lightroom CCがフィルムシミュレーションに対応したので今回はそれを使ってレタッチしてみた。
久しぶりのX-Pro2だがEVFもいいもんだ。
FUJIFILM X-Pro2 +FUJINON XF16mm F1.4 R WR
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mm F1.4 R WR
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mm F1.4 R WR
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mm F1.4 R WR
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mm F1.4 R WR
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
丸の内MY PLAZA。このビルには今年の春にオープンしたばかりのフジフイルムイメージングプラザがある。
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mm F1.4 R WR
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
FUJIFILM X-Pro2 + Carl Zeiss Touit 2.8/50M
フジフイルムイメージングプラザで新製品のチェックをしに来た訳だがXF200mmやXF8-16mmの購入は無いだろうなぁ。
新たに開発が発表されたXF33mm/f1は再来年発売予定との事でモックアップすら無かったがとても楽しみだ。
今後の写真、今後のライカ
サッカー日本代表が予想外に躍進した2018ロシアワールドカップが終わった。
選手は頑張っていたがこのベスト16が今の限界なんだと思う。
このワールドカップが終了したら惰性で続けていた仕事も辞めて新しい仕事を探そうと思っていた。
…現在就活中。
そんな訳でちょっと仕事の方に集中したいので写真への取り組み方も考え直した方がいいのかもなぁとか…
機材を整理しつつM9を売却してMモノクロームとレンズを数本揃えてモノクロだけに集中しようかと思ったり…
デジタルは富士フイルムに任せてフィルムメインで自家現像やプリントに挑戦したいと思ったり…
M3欲しい…
デジタルライカとフィルムライカを併用するのは金銭的にも時間的にもキツイからどっちにするか…
MMかM3か…
今はフィルムの方に気持ちが傾きつつあるので暫くはDⅢを使いながら考えようと思う。
…とか何とか言って結局現状維持だったりして。笑
次の仕事が決まるまでには決めないとなあ。
Leica M9 + Leitz Hektor 7.3cm F1.9